こんばんは。あジャイです。
今日は仕事が早く終わったので家に帰ってから「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」を鑑賞しました。
というのもラジオにて「わさドラ映画を語るシリーズ」をやっていたのをここに来て思い出したからです😀
人魚大海戦まで感想を語っていて次の作品が新・鉄人兵団だったという訳でござんす。
勿論、一度は観た事がある作品なのですが、この度ラジオにて感想を語る為に久しぶりに鑑賞しました。恐らく3回目くらい…
原作が名作なので間違いない内容なのですが、本作はオリジナル要素も多めに盛り込まれております。
だがしかし、そこは涙脆し。
ちゃんと泣き所で涙を流しましたよ笑
感想ラジオを収録しようと思っていたのですが、思ったより涙を流してしまい頭の中が纏まらないのでまた日を改めて収録したいと思います。
そんな中、原作の鉄人兵団、そして世代である大山のぶ代さん時代の鉄人兵団を観てきた僕の個人的な気付きをここに記したいと思います。
リルルを看病する静香ちゃんですが、自陣の作戦の為にリルルを薬で眠らせるシーンがあります。
大山のぶ代さん版の映画では静香ちゃんが薬を飲ませた後に「眠り薬」だとわかっていたかの様に薬を吐き出すリルルが描かれますね。
薬を吐いた後のドヤ顔がちょっぴり怖くてリルルのミステリアスさをより際立たせていると思います。
この一連の流れからリルルが最初から静香の思惑を知っていたという事が伺えます。
静香が飲ませた薬は「眠らせるための薬」だとわかっていたからこそのこの行動、そしてこの表情。
ところがどっこい
リメイク版である水田わさびさん版「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」ではこのシーンでのリルルの表情が全く違うのです。
同じように静香に薬を飲まされるリルルですが
薬を吐いた後の表情はどこか寂しげ
いや、これは彼女の迷いであると思われます。
メカトピア側のロボットとして地球を侵略しに来たリルル。しかし、人間という生き物は自分が思っていたものとは少し違うようだ。それに対して大山版では真っ向から否定という様な表情を見せておりましたが
水田版では明らかに迷っております。
この「リルルの迷い」こそが鉄人兵団という作品の見所であり真骨頂だと思っております。
ポイントとしましてはどちらの作品も静香の思惑を知っているという大前提のもとに行動をしております。その後で一方はドヤ顔。もう一方は迷い顔
この違いはなかなか面白いなと個人的には思いました。
大山版ではドヤ顔をして明らかに人類に対して敵意を露わにしていましたが、司令官ロボットに対して人間狩りを辞めるべきだと主張するまでになります。このある意味のギャップが視聴者に驚き、感動を与えるのかもと思っております。
でも水田版での迷いを全面に出す演出も大好き笑。
リメイク版である本作はピッポというオリジナルキャラも出てきて、彼との掛け合いも魅力の一つ。
リルル同様にピッポも迷っているのでその兼ね合いもあってのあの演出だったのかもと今になって思いました。
オリジナル、リメイクと比較すると色々な違いが露わになりますが今回のリルルの表情は個人的にとても面白い違いだなと思いました。表情一つで観る人に全く違う印象を与えるんだなと勉強にもなりました。どちらの演出も最高で、軽い言い方になるかもですがどっちも好きです笑
ちなみに原作である藤子・F・不二雄先生が描くリルルの表情は大山版と同様にドヤ顔路線でございました😀
さて、お酒を飲みながら映画を観ていたのでラジオ収録はまた明日以降にしようかな笑。
それではまた明日!サヨナラ!