こんばんは。あジャイです。
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さてさて、今日はちょっとした感想になってしまうのですが。
に収録されている『ぞうとおじさん』を観ました。
このお話はのび太のおじさんである『のび郎』の少年時代、動物園にいたぞうのハナ夫との思い出のお話です。
原作はてんとう虫コミックス5巻「ぞうとおじさん」です。
このお話はアニメ自体も1980年に放映されたものでいろんな意味で時代を感じます。
のび郎おじさんが子供の頃は日本は戦争の時代で、田舎への疎開や空襲のシーンなどリアルな描写が沢山。戦争の恐ろしさが伝わってきます。
このお話を観て改めて感じたのですが、タイトルの『ぞうとおじさん』ってシンプルだけどめちゃくちゃ良いなって事です。
『ぞうとおじさん』では2人のおじさんが登場します。
1人目は先程も登場した『のび郎おじさん』
のび太の叔父さんという立ち位置で、作中ではインドから帰って来たという設定でした。
のび郎おじさんが少年の頃、ぞうのハナ夫に会いに毎日動物園に遊びに行っていたと話します。
そんな動物園ですが、戦争の影響で動物を生かしておけなくなってしまい殺処分をする事に。当然、ハナ夫もその対象となってしまったのというお話です。
そしてもう一人のおじさんがそんなハナ夫がいる遊園地の飼育員のおじさんです。
空襲の中ハナ夫の安否を心配したり、涙ながらに毒入りのじゃがいもを食べさせようとしたりとハナ夫を大切に思っている事が伝わってきます。
この「ぞうとおじさん」はそんな2人のおじさんの物語なのです。
戦争の犠牲になりそうになったハナ夫ですが、ドラえもんとのび太のおかげで故郷のインドに送られることになって殺されずに済みました。
ハナ夫が殺されずに済んで安心する飼育員のおじさん。
そしてインドに行ったハナ夫は数年後に大人になったのび郎おじさんを助けると言うのがこのお話の大まかな流れでございますね。
「ぞうとおじさん」と言うタイトルはとてもシンプルでありますが、2人のおじさんどちらのことも指しています!2つのおじさんの物語が凝縮しているんですよね🙂
のび郎おじさん目線で観る「ぞうとおじさん」もありますが、飼育員のおじさん目線でみる「ぞうとおじさん」もあります。
この2つのストーリーを一つに纏めて、「ぞうとおじさん」と言うタイトルにした藤子先生のセンスに脱帽ですね!
こちらの大山版アニメでは挿入歌として「ゾウさんの瞳はなぜ青い」と言うこの話の為に作られたと思われる曲も流れます。昨今の派手な演出での感動も好きですが、やはり大山時代の優しい感動演出も好きでございます。
公式では無いので恐縮ですがYouTubeに曲が載っていたのでリンクを貼っておきます。
昔、ドラえもんのスペシャル放送か何かで大山のぶ代さんがこの「ぞうとおじさん」が思い出に残っていると仰られていた記憶があります。
とても古いアニメですが、これからの時代にも語り継がれていって欲しいと思いました。
それではまた明日!サヨナラ!