こんばんは。あジャイです。
今日は一日作業をしていたのですがやっと「リンレイ・三蔵」編の全てのイラストが完成しました!後はこれらを使って編集するのみです♪もうすぐ完成お楽しみに🤞
過去の映画のキャラで動画を撮ろうシリーズも改めまして宜しくお願い致します!再生リストはコチラ↓
さて、本日ご紹介するのは「遠写かがみ」というお話。
1988年に放送されたオレンジタイトルです。原作はてんとう虫コミックス14巻「かがみでコマーシャル」なのですが、実は過去に一回ブログに書いた事があります。
このお話で登場する「遠写かがみ」というひみつ道具。
この「遠写かがみ」に写した物は他の鏡や窓ガラスなど反射する面にも映し出す事が出来ます。
のび太はこの道具を使ってお店のコマーシャルを作る事を企むのです。
上のブログで詳しく書いておりますが、とにかくビジネス的にも学べることが沢山あるお話だなと思っていたのですがそのアニメ版がコチラのオレンジタイトルというわけですね↓
基本的には原作と同じストーリー展開なのですが、改めてこのお話はビジネスの勉強になると感じました。というか、このお話を書いた藤子・F・不二雄先生が改めて凄い方なのだと認識した次第です。
このお話では自社の商品をいかに周りの人に届けるかと言う「広告」「マーケティング」的な面が特に勉強になるポイントだと感じているのですが、今回一番注目したのはラストシーン!
「遠写かがみ」を使って和菓子屋さんのお菓子を宣伝するのですが最初は上手くいきません。
無理やり鏡に映し出されたコマーシャルが仇となり逆にお客様が嫌悪感を抱いてしまう展開に…
せっかく広告を出したのに全くお客が来ません。むしろ逆効果とも言えます。
自分たちの「広告」が上手くいかず泣き出すのび太たちですが、ご主人のご好意で最後にお店のお菓子を頂く事になります。(ご主人優しい)
この自然と美味しそうにお菓子を食べている様子が「遠写かがみ」を通し、町中の鏡や窓ガラスに投影されるのです。
ドラえもんやのび太が美味しそうにお菓子を食べる様子はお客様の心に刺さり、
なんとお店は大繁盛!
ドラえもんとのび太の自然な様子に絶大な広告効果があったという事ですね!
このお話を観ていて一つ思い出したエピソードがあります。
僕もあまり詳しくは無いのですが潰れかけたユニバーサルスタジオジャパンの経営をV字回復させた森岡毅さんという方のお話。
この森岡さんはUSJのCMをある内容に変えた事で来場者数を一気に増やしたそうです。これはクリスマスシーズンのお話なですが、森岡さんが手掛ける前のCMはパレードやイルミネーションなど園内の情報を告知する内容だったそうです。
森岡さんが手がけたCMはこの動画の3:50くらいに流れるのですが
女の子とお父さんがUSJで楽しそうにしている映像に合わせて
『いつか君が大きくなってクリスマスの魔法が解けてしまうまでに、後何回こんなクリスマスが過ごせるかな…』
と言うナレーションが入るのです。
このCMの効果でUSJの来場者数は一気に増え経営がV字回復したんだとか。
売り出す商品の内容ではなくその「体験」を全面に打ち出したCM。
これが視聴者(特にお子様をお持ちの親世代)の心を鷲掴みにしたのです!
今回の「遠写かがみ」のラストシーンも美味しいお菓子を食べると言う「体験」が結果的に大きな宣伝効果となったわけでございます!
藤子先生がこのマーケティングの事を知っていてこのお話を描いたのなら凄いし、知らずに自然とこのようなストーリーになったのだとしても凄い笑(結局凄い)
どうやったら人の心が動くのか、どうすれば相手に伝わるのか
その部分はきっとご自分の中に持っていらっしゃったのでしょうね!
とにかく学ぶ事が多い「遠写かがみ」
そしてこんなお話を描いた藤子先生にも改めて尊敬の意を表します!
やはり未来から来たお方なのか…
それではまた明日!サヨナラ!